第130回日体大長距離記録会観戦記
　　　　　　2001年４月30（日）　〜建志台グランド〜

あいにくの天気でしたが、建志台まで出向いてきました。今回は組ごとに結果を報告します。

中大勢は５０００mの第五組から登場。五組には小池君、小沢君、浅見君、矢野君に菊嶋敬君という初めて聞く名前の選手が入っていました。
登録が山梨なので、駿台甲府の菊嶋選手が、一般入学で入ってきたのかもしれません。
この組のトップは青山に入学した佐藤良二選手で、２位に小沢君が14･54･39で続きました。
続いて浅見君、矢野君が15分一桁、小池君は15分21秒、菊島君は15分39秒でした。小沢君は自己ベストまであとわずかでしたね。

続く六組には中大勢の出場はありませんでした。第七組には斎藤君、山内君、森川君の3名が登録していましたが、山内君は残念ながら欠場しました。
この組では、何といっても斎藤君の健闘が光りました。
３０００ｍ過ぎから先頭を引っ張り、最終的には神奈川の川口君などにかわされましたが、見事自己ベストを更新する、14･51･0で3位でゴールしました。
森川選手は中盤から遅れてしまい、15分19秒の19位というやや残念な結果でした。

続く第八組には中大勢の出場はありませんでした。

第九組には小畑君、河合君、畑辺君、奥山君、花田優一君、占部君、門間君、渡辺君の8名が登録していましたが、奥山君、花田君は欠場しました。
この組は先頭の入れ替わりが激しい何とも言えないレースでした。
序盤から２０００ｍ過ぎまで小畑君が先頭に立っていたので完全復活かと思わせましたが、その後一気に遅れてしまい、
最終的には15分36秒と残念な成績に終わりました。
しばらく故障だったようなので、今後の復活に期待しています。
小畑君が遅れた後は、占部君が積極的に引っ張りましたがやはり３０００ｍ過ぎにはずるずると後退。
占部君も15分31秒と不本意な結果に終わっています。
そんな中で、久しぶりに登場した門間君や河合君、渡辺君は終始先頭集団にいて安定したレースをしてくれました。
結果は門間君が4位で14分48秒、8位に河合君、10位が14分53秒で渡辺君でした。

続く第十組には家高君が登場。日大のスーパールーキー岩井君にくらいつくも最後は離されて3位でゴールしました。
しかしタイムは14分34秒61で見事自己ベスト！家高選手、おめでとう！！

11組には杉山君と荒巻君の2人が登録しており、楽しみにしていましたが、残念ながら2人とも欠場・・・。
まあ、エントリーしてくるのだから、練習はこなせているのでしょう。
それにしても荒巻君、エントリー→欠場が多すぎますよ！！

12組には村本君と中野君が出場しました。早稲田のスーパールーキー空山君も出場しました。
このレースも何とも不思議な展開でした。
序盤中野君は3番手につけて積極的なレース。
それに引き換え村本君は最後尾をぽつんと走っており、あまりやる気が無いのかと思うほどです（村本君、失礼）。
しかし、中盤過ぎから中野君の足取りが重くなり、それに反して村本君はするすると先頭に取り付いてきました。
（まるで競馬のミスターシービーのようです）
最終的に村本君は14･17･21の2位でゴール。見事自己ベストをコンマ7秒更新しました。
空山君は村本君の直後にゴールしてました。中野君は14分43秒で25位という結果でした。
このレースを見る限り、村本君の強さと上級生としての貫禄ばかり目に付きました。まだまだ一年生と上級生の力の差は大きいようです。

13組には中大勢のエントリーがなく、いよいよ5000m最終組に野村選手が登場です。
この組には駒沢松下、日大藤井・和田、山梨橋の口、神奈川吉村、関東寺尾、日体大四辻などなどさすが最終組という豪華メンバーが揃いました。
レース展開はすさまじいもので、結果から言うと日大藤井君が13分台に突入しガッツポーズでゴールしました。
我らが野村選手は、やや調子が悪かったようで14分04秒01で確か8位でゴールしたはずです。
あとホンダに進んだ永井選手も元気なところをみせていました！
かつての僚友関東尾田君との対決は、野村選手の勝利に終わりました。
やはり最終組ともなると、レースの迫力が全く異なります。

続く1万メートルの4組には、期待の一年生、野村俊輔君が登場。
しかし春先にみせていた切れ味はやや失せていて、30分12秒76で8位という残念な結果でした。
新一年生には今後ますます練習に励んでもらい本当の力を身につけて欲しいものです。

そして本日の最終レース、10000m5組に花田君が登場。ここで思わぬハプニングがありました。
さあスタートという時に、何故かスタートラインに向かって２００ｍくらい全力疾走する白いユニフォームが・・・。
なんと花田選手ではありませんか。彼がスタートラインに着くやいなやレースがスタート。
最初から大きなハンディキャップを負ってしまいました。どうやらスタートラインを間違えてしまったようです。
それにしても一体何をやってるんだか・・・（笑）。
レースは花田君が落着きを取り戻す前に動いてしまい、ヤクルトのジェンガ選手が別世界のスピードで集団から飛び出しました。
これに果敢に3人の日本人選手が着いていきました（ヤクルト西沢、亜細亜前田、自衛隊小出）。
しばらくして花田君も第2集団の先頭グループにようやく追いつきました。
その後レースは淡々と進み、花田君は第2集団のトップでゴール
。さすがというところを見せてくれました。タイムは正確に分かりませんが、多分29分20秒を切っての自己ベストだと思います。
花田君の実力なら、狙っていけば28分台も充分可能なはずです。
次はスタートラインを間違えずにベストな条件で頑張ってください（笑）


以上