第131回日体大長距離記録会観戦記
2001年6月3日（日） 10：00 〜日体大建志台〜
梅雨の合間をぬって素晴らしい天候に恵まれた今日の記録会。ただし天気が良すぎて記録を狙うにはちょっと厳しい状況かもしれないとの不安にかられる。
いつものように愛車を駆って１２：３０に自宅を出発、道も空いていて30分で日体大に到着しました。
グラウンドではすでに競技がスタートしていましたが、まずは運営本部でプログラムを購入、全体に目を通します。現在行われている競技は男子１００００ｍ1組で、中大からの出場はありませんでした。
プログラムによると中大からのエントリーは５０００ｍが24人、１００００ｍが原田君、野村俊輔君、渡辺君の3名、１５００ｍに１人という布陣でした。またレース数は１００００ｍが4組、５０００ｍが全13組という構成でした。
13時現在の気温は29度で、湿度は４０％、ほぼ無風というかなり過酷な条件のなか、まず１００００ｍ2組に渡辺君が登場しました。ここからは、順を追ってレースの結果を書きたいと思います。
＜１００００ｍ2組＞
エントリー：渡辺君
最初の１０００ｍ通過が2分58秒、２０００ｍが6分02秒と、やはり暑さにやられてスローペース。渡辺君は序盤から先頭に立ちレースを引っ張る積極的な展開をみせましたが、３０００ｍ過ぎから遅れ始めて、最終的には9位でゴール。タイムも31分台と低調に終わりました。
＜５０００ｍ5組、6組、7組、8組＞
エントリ−：榊原君、伊藤君、三浦君、花田隆太君
5組から8組には一般入部と思われる新しい名前が見受けられました。伊藤君は旭高校出身の2年生ですが、その他の選手については詳しい事は不明です。それにしても花田君はこれで3人目ですね（笑）。力的にはこれからの選手ですが、頑張って欲しいものです。結果はレース結果のページをご覧ください。
＜５０００ｍ9組、10組＞
エントリ−：森川君、小畑君、浅見君、小沢君、斎藤君、矢野君
9組目に登場した小畑君は、入学以来不調が続いていましたが、今日はなかなかのレースをしてくれました。今後の復活に期待です。同じく9組の浅見君はスタート直後に転倒し、序盤から５０ｍはなされる苦しい展開でしたが、よく切れずに頑張ってくれました。10組では小沢君が頑張り中大初の14分台に突入。
そういえば9組に、もとSBの櫛部選手が出場してました。猛暑の中一人だけ異次元のスピードで圧勝しています。
＜５０００ｍ11組＞
エントリー：杉山君、岡本君、門間君、占部君、河合君、山内君、中込君、奥山君
この組には中大から大挙8名がエントリー。今年あまり音沙汰がなかった杉山君や山内君、中込君、奥山君などうれしいメンバーが揃いました。
レースは何故かこの組に出場した駒沢の神屋君（神谷君は最終組にも登場）と8人の中大勢が先頭集団を作って推移。しかし２０００ｍ過ぎから山内君、その後中込君が遅れはじめてしまいます。やはり2人とも本調子ではないようです。その後４０００ｍ過ぎに杉山君が左足を押さえながら遅れ始めましたが、わずかな差で粘っていました。最後の1周では神谷君、岡本君、奥山君のデットヒートになり3人揃ってゴールになだれ込みました。
このレースでは、岡本君と奥山君の健闘と杉山君の粘り、河合君の本格化など、中大にとってうれしい要素が多く、収穫の多い結果と言えるでしょう。
＊奥山君：2位、14分39秒
＜５０００ｍ12組＞
エントリー：家高君、中野君
このレースには神奈川大と大東大が大挙出場し、神奈川勢が4,5人揃って先頭を争うレースになりました。中大勢は期待の1年生が登場しましたが、もうひとつという結果でした。家高君は安定したレースが光りますが、もうひとつ壁を乗り越えてくれるとうれしいのですが・・・。中野君は終盤の粘りが足らないレースが続いています。これから充分なスタミナを身につけて欲しいものです。
家高君：5位、14分43秒
＜５０００ｍ13組＞
エントリー：野村君、池上君、村本君、花田君
花田君が欠場しましたが、待ちに待った池上君の復活です！
さすが最終組といったメンバーが揃い、NECのワチーラ君が驚異的なペースで序盤を引っ張りました（３０００ｍまでのラビットでしたが）。大学勢で主だったところは大東大で、村田選手や田子選手など8名が出場。その他では亜細亜の絶好調男、前田君や片岡君といったところが目立ちました。レースはワチーラ君に引っ張られる形で、大東勢、ＮＥＣ勢が先頭を走り、中大勢は無理に付いていかずマイペースで落ちてくるランナーを拾うレースになりました。３選手とも落ち着いたレース運びでさすがといったところです。野村君は本調子ではなさそうでしたが、やはり力があります。池上君はこれで完全復活でしょう！３人ともラストの迫力は素晴らしかった！
この組は１３位まで結果をメモしましたので明記します。
１位 小出選手（自衛隊） １３分５６秒
２位 諏訪選手（日清） １４分０３秒
３位 柳谷選手（NEC) １４分０４秒
４位 前田選手（亜細亜大） １４分０７秒
５位 山口選手（NEC) １４分０８秒
６位 田子選手（大東大） １４分１４秒
７位 北田選手（日清） １４分１８秒
８位 中山選手（NEC） １４分１９秒
９位 野村選手（中大） １４分２２秒
１０位 村田選手（自衛隊） １４分２３秒
１１位 池上選手（中大） １４分２８秒
１２位 山脇選手（大東大） １４分３１秒
１３位 村本選手（中大） １４分３１秒
＜１００００ｍ３組、４組＞
エントリー：原田選手、野村俊輔選手
３組には中大のエントリーがなく、４組に２人とも登場しました。４組には拓殖大勢が１４・５人、帝京の北島君・谷川君がエントリーしてきました。結果から言うと、優勝タイムが２９分３０秒前後にもかかわらず、中大の２人は周回遅れの惨敗を喫しました。今年の箱根には欠かせない２選手なので、この結果はかなりショックでした。谷川選手などと比べると力不足は明らかなので、今後はさらなる練習を積んで欲しい。
このレースでは、拓大勢の好調が目に付きました。箱根５区で藤原君を破った杉山選手をはじめ、１０人前後のトップ集団は圧巻でした。今年の拓大はやりそうです。
以上、とりとめもなく長々と書いてしまいましてすいません。中大全選手の結果は、レース結果のコーナーに更新しますので興味のある方は覗いてみてください。それでは。