第137回日体大長距離記録会観戦記
　　　　　　2002年3月31（日）　〜建志台グランド〜


昨年の12月以来訪れた建志台グランド。久しぶりのトラックレース観戦はやはりワクワクします。しかし駐車場からグランドに向かう時にはすでにいつものような活気が見受けられなかったため、今日の出場選手の少なさが予想できました。グランド周辺にも選手はまばらな状態で、もしかしたら今日は中大勢の出場が無いのかと半分諦めながら大会本部でプログラムを確認いたしました。
プログラムによると、10,000ｍが2組、5,000ｍが6組、1,500ｍが2組という寂しい番組構成ながら、中大勢は主力選手8名がエントリーしており一気に期待が高まります。

しかし・・・・。10,000ｍはすでにレースが終了しており、エントリーしていた岡本君、原田君、家高君の3名はＤＮＳ（泣）。1,500ｍもグランドに到着するわずか10分前にレースが終了しており、残念ながらnom君のレースも見れずじまい・・（大泣）。
残るレースは5,000mの5組・6組だけになってしまいましたが、ここには何と藤原君がエントリーしていました。しかしプログラムを良く見ると最終組だけではなく、5組にもエントリーしていたため、これはタイムレースではなく完全に練習といった感じです。その藤原君も欠場の可能性が高いかなと思いながらもしばらく待っていたら、間もなくグランド外周をJOGする藤原君の姿を確認できました。藤原君のJOGは多分どの選手よりペースが速く、そして周回も10周はしていたと思います。

5組のレースでは序盤こそ中段に控えていましたが、2000m過ぎから先頭のペースが落ちはじめると、スルスルっと前に出てきて、集団を引っ張っていました。最後は日大の白柳君など3名の争いになりましたが、藤原君は特にスパートすることもなく淡々とゴールしていました。
最終組は関東の尾田君や流通経済大柏のダビリ君などが序盤からハイペースで引っ張りましたが、藤原君はあえてついて行かず自分のペース（1周70秒位）をキープして走っていました。前のレースとのインターバルが5分しかなかったので、さすがに表情はきつそうでしたが、最後までペースを落とすことなくしかっり14分40秒台でまとめています。なお、トップ争いは2番手につけていた尾田君がゴール寸前にダビリ君をかわして一着になっています。（尾田君はやはり強いですね）。

レース終了後も藤原君はひとり黙々とダウンを繰り返していました。今日はアップ〜レース2本〜ダウンで結局20�`は走っていたと思います。JOGを繰り返す藤原君は常に集中しており、やはり強い選手と言うのはこういうものかと改めて感心しながら見ていました。

今週は合宿明けということもあり、本格的なレース始動ではありませんでしたが、来週からは中大勢の元気な姿が見られることだと思います。

以上